THE "PENTAGON"/6

セツナ

2011年12月22日 20:01


Blogへのご来訪、ありがとうございます。

年末までに今年関わった案件を全て紹介出来るかどうか
とても不安になってきましたが…orz

海外の施主様からの案件紹介の第6回目です。
本施設竣工後ですが、施主様の精力的な活動もあり
simには連日大勢の人が訪れて下さっているようで(※1)
とてもうれしく思います。

(2012/12/18am6:00予約投稿)


■PENTAGON./36

・本部Office分棟及び接続通路、外観(本体棟からのVIEW)。
ExteriorもInteriorと同一のTextureで構成。
過去記事でも述べましたが中空(Void)Primを使用する事で透過バグの発生を一定抑える事が出来ます。
現象として確認しましたが1面しかもたないSculptedPrimの場合よりも抑制が可能なようです。

■PENTAGON./37


・同アングル、時間帯別VIEW。
分棟下、水面の影は別Primで設置しています。透過Textureの(重合による)バグを一定軽減。


■PENTAGON./38

・本部Office棟、CrossVIEW。
時間帯は夕方前の状態です。屋上水面部、接続廊下屋根部等にSL太陽の反映があるのが確認できます。
これはTexture調整項目の「輝き」で調整した表現です。
以前よりも表現Lvが向上しているので適宜取り入れるようにしています。


■PENTAGON./39


・同アングル、時間帯別VIEW。
屋上水面とLinden公海水面の「仕切り部」(=屋上の外枠)が目立たない角度から撮影しています。
画面手前がPrimとTextureによる簡易水面表現という事になるわけですが
実はLinden公海の表面も厳密にはTextureによる表現なので近似させる事が可能です。(※2)
かなり昔にも記事化しましたが、Linden公海の海水(?)の色はRLと同じくほぼ無色です。
青く見えたり朝日や夕日に染まって見えるのはこれもRLと同じく「写って」いるからで
取り扱い方を少し変化させると色々と面白い事が出来ます。


■PENTAGON./40

・別アングル、日の出時。
接続部のDetailはTextureによる描画ですが、狙いに忠実に表現出来たので良かったなと思います。


それではこの辺で。



-本分内注釈-

※1:「施設のトラフィックや賑わい度」
  経験則的なお話になりますが実は基本的にはBuildの仕事は直接的な集客効果につながる事は少なく
  (効果が上がっても短期的)むしろBuildした施設の竣工により施主様のモチベーション等が向上して
  イベント開催や商品発表の頻度が増え、継続的な運営努力という物につながり、結果が出る
  という事の方が多いのではと思います。
  一般の方が建築物に持つ「感覚」とは少し異なるかも知れませんが
  依頼と請負の関係には共同で考えたり理解しあったりという作業(や感覚)が非常に重要なので
  案件発生の際にはその辺りのお話をさせて頂くようにしています。

※2:「厳密にはTexture」
  更に厳密にいうとLinden公海「表面」がTexture要素である、という事になります。
  様々なクリエイターさん達が「海岸沿いの波」や「珊瑚礁風海底」等でこの要素を取り入れた表現を
  されているのは皆さんご存知の通りです。
  また、SIMの天候を色々と調整できる環境に進化もしてきましたが、これも応用例の1つです。
  個人的には「反射」要素が海面表面(のTexture)以外にも使えると良いなぁと思いますが…。
noBrix City